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【 ブーメラン辞典・な行 】 <ナイトブーメラン> 夜にもブーメランを投げたいと言うブーメランジャンキーの為の光るブーメラン。 ブーメランを光らす方法として、蛍光塗料、ケミ蛍、LED、蓄光テープなどがある。 ※蓄光テープは高輝度蓄光テープでないと光が弱い。 ↓高輝度蓄光テープ(ブーメランはPPガレ) ↓ケミ蛍(スモールナイトペリカンに装着 ※ケミ蛍は使用後の冷凍保存で次回も使用が可能。解凍はお湯に浸ければOK。 <日本ブーメラン協会(Japan Boomerang Association )> 1982年に「日本ブーメランの会」として発足。1986年に「日本ブーメラン協会」と改称し現在に至る。略称は「JBA」。 ブーメランの競技会を年に3回(春季競技会・ジャパンカップ・秋季競技会)開催している。 1994年に神奈川県平塚市で、2006年には北海道旭川市で世界大会を開催。 1996年(財)日本レクレーション協会の加盟団体となり、日本全国でブーメランの普及活動を行っている。 【 ブーメラン辞典・は行 】 <バグダッド・カフェ(Bagdad Café)> 1987年制作の西ドイツ映画。(原題はOut of Rosenheim) アメリカ合衆国ラスヴェガス近郊のモハーヴェ砂漠のカフェ(バクダッド・カフェ)に集う人々と、そこに現れたドイツ人旅行者ジャスミンの交流を描く作品。 日本では1989年にシネマライズで公開されて、当時のミニシアターブームを代表する一作となる。ジェヴェッタ・スティールが歌うテーマ曲「コーリング・ユー」は、アカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされるヒット曲となった。 アートブーメラン製作者のアランスコット(本人)がヒッピー風の若者役で登場。自作のブーメランを給水塔に向かって投げて、塔の周りを一周させる印象的なシーンもある。 1994年には『バグダッド・カフェ 完全版』がリバイバル上映された。 2008年には、「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」が製作され、カンヌ国際映画祭で上映された。 ↓アランスコット製作の「ドラゴン」ブーメラン。 <ハッキーキャッチ> トリックキャッチ&ダブリング競技の規定キャッチのひとつ。 投げたブーメランが戻って来たところを、膝から下の部分で蹴り上げてキャッチをする。キャッチは両手でOK。 競技ではブーメランを20m飛行させなければならない。 トリックキャッチ競技でのポイントは6点。 落ちてきたブーメランを、足の内側で蹴る人と、足の側面で蹴る人がいる。(内側で蹴る方が簡単であるが、見た目は側面で蹴る方がカッコイイ) 3枚翼のブーメランではミスをする事が多く、最近では5枚翼ブーメランを使用する選手も多い。 <半島をでよ> 2005年に幻冬舎から刊行された村上龍の長編小説。 (第59回毎日出版文化賞・第58回野間文芸賞受賞) 北朝鮮の工作員が福岡ドームに潜入し、後続の部隊が福岡市を占拠。その模様が日本政府、北朝鮮の兵士、イシハラグループという集団のメンバー等、様々な視点で描かれている。 登場人物のタテノというと言う16歳の少年(イシハラグループ所属)がブーメランを操る。 非常に面白くよく出来た小説であるが、ブーメランが武器として描写されている部分は、実際にはすべて不可能である。 フィクションなのであたりまえだと言う事も出来るが、私(MASA@店長)が詳しくない他の部分はリアルに思えてしまうので、あえて記載しておく。 <飛来骨(ひらいこつ)> 1996年から2008年まで、小学館「週刊少年サンデー」に連載された漫画「犬夜叉」(高橋留美子作)の登場人物「珊瑚」の武器。 ブーメランのような形をしており、大きさは2m近くある。かつて妖怪退治屋たちが退治した妖怪の骨を集めて作られた。 <ピンチグリップ> ブーメランの持ち方(握り方)の一つ。親指と人差し指でブーメランを挟んで投げる。スピンが自然に掛かる。 小型の(薄い)ブーメランに向いているグリップで、ブーメラン競技では、このグリップで投げている選手が多い。 雨などでブーメランが濡れた場合、滑りやすいと言う欠点がある。 ↓ピンチグリップの写真。 <ファーストキャッチ> ブーメラン競技の種目の一つ。「FC」と略される事が多い。 ファーストキャッチ用のブーメランは、そのスピード感と、あまり広い場所が必要ないことから、競技に参加しない一般の方にも人気が高い。 FCの好きな人の事を「FCマニア」と呼ぶ。FCブーメランばかりを収集している、「FCコレクター」も多い。 【 ファーストキャッチ(FC)種目 】 <競技内容> 半径2m円内からブーメランを投げ、20m以上の飛距離を飛ばして、最初に投げた瞬間から、5回キャッチして、2mの円内に体が入った瞬間までの時間を競います。 <競技ルール> ※2mの円内から投げること。 ※中心点から20m以上の飛距離があること。 ※認められたブーメラン1本を使用すること。(途中で交換する場合は、使用中のブーメランを中心円に戻してから、別のブーメランを使用すること) ※最後のスローイングは、最初に投げた時から60秒以内とする。60秒以内に投げたものは有効となります。 ※準備時間は15秒で、ブーメランを投げていなくても、15秒を過ぎた時点からタイムは計測されます。 ※ブーメランの飛距離が20mに満たない場合は、投げた回数にカウントされません。ブーメランをキャッチ出来なかった場合も同く、カウントされません。 <得点について> ※最初に投げた時点から、5回キャッチし、体の一部が中心円に触れた時までのタイムを計測します。(競技ルールを満たすこと) ※一人2回のタイムアタックをして、速い方のタイムが記録となります。 ※5投目、60秒以内で投げたブーメランを、60秒を越えてキャッチした場合は、その60秒を越えるタイムが記録となります。 ※60秒以内に5回キャッチ出来なかった場合は、キャッチの回数を記録し、以下の換算時間を採用します。 (4回キャッチ:85秒) (3回キャッチ:110秒) (2回キャッチ:160秒) (1回キャッチ:310秒) (0回キャッチ:600秒) ↓ファーストキャッチ(FC)競技用ブーメラン ※ファーストキャッチ種目・世界記録・・・Adam Ruhf(14.60秒)1996年に記録。 ※ファーストキャッチ種目・日本記録・・・濱口雅也(17.66秒)2006年に記録。 <フィンガーキャッチ(指キャッチ)> 中央に穴が開いているブーメランを投げ、戻って来たブーメランの穴に、人差し指を通すキャッチ方法。 ↓フィンガーキャッチが収録されている動画です。(1:08〜1:25) <ブーメラン仮面> ブーメラン仮面が誕生したのは、2002年2月23日に、北九州市の西日本総合展示場で行われた「第1回九州インドアブーメラン大会」の余興的イベント「ちびっこブーメラン教室」でした。 この「ちびっ子ブーメラン教室」は、23日と24日の2日間のイベントで、当初は2日とも、当時ブーメランの全米チャンピオンだった、?選手がちびっ子達にブーメランを教える予定でしたが、?選手の1日目への参加はスケジュール的に無理な事がわかり、そのピンチヒッターとして、ブーメラン仮面が登場したのであります。 いきなりのイベントだったのですが、ステージでは、全米チャンピオンを凌ぐ人気ブリで、その後もイベントやTVに10数回登場しています。 誰が変身しているのかは「謎」と言う事になっていますが、今まで、中に入った事がある人は2名いるそうです。(▼▼ゞ ↓ブーメラン仮面です。 <ブーメランマリオ> 任天堂3DSのゲームソフト「スーパーマリオ3Dランド」に出てくるマリオ。 ゲーム中にブーメランフラワーを取るとブーメランマリオに変身する。 ブーメランを投げて敵を攻撃したり、遠くにあるアイテムを取ることが出来る。 ブーメランマリオがブーメランを投げるフォームは、普通のブーメランの投げ方ではなく、LDブーメランの投げ方(横投げ)であるところから、ブーメラン関係者の間には不満の声もある。 ※普通のブーメランは横投げをすると戻って来ない。 ※LD(長距離)ブーメランは横投げに近い投げ方で戻るが、ブーメランの投げ方としては一般的ではない。 人気ソフトへのブーメランの登場は、ブーメランの認知効果が大きいと予測される。 <フットフォルト> ブーメラン競技で、ブーメランをブルズアイ(半径2mの中心円)から投げる際に、ブルズアイのラインを踏んだり、線から出てしまう事。 この投擲は無効(無得点)となる。※投げ直しも出来ません。 ※競技会初参加の方に多いミスですので、ご注意下さい。 <ブルズアイ> ブーメラン競技で使用される、半径2mの中心円の事。 アキュラシー・ファーストキャッチ・エンデュランス・オージーラウンド・トリック&ダブリングの5種目は、全てブルズアイの円内からブーメランを投げなければならない。 ブルズアイが傷むのを防ぐ為、競技の練習中はブルズアイの使用が禁止される事がある。 <ベークライト> ベークライトとはベークライトランド博士が発明したプラスチックで、ブーメランの素材として使用されている。 ベークライトには、フェノールと呼ばれる樹脂を「紙」に塗布して後に再加熱した「紙ベークライト」と、 フェノールを「布」に塗布して後に再加熱した「布ベークライト」がある。 強度は布ベークライトの方が紙ベークライトよりも強いが、紙の方が硬くて投げた時にしなりにくい為、MTAやトリックキャッチなどの薄いブーメランには、紙ベークライトが使用される事が多い。 値段的に紙ベークライトの方が安価である為、オージーラウンド用などの厚いブーメランでも紙ベークライトの方が多く使用されている。 <ヘット・トゥ・ヘッド(H2H)> ブーメラン競技での1対1の対戦の事。世界大会の個人戦の翌日に個人戦上位入賞者による1対1のトーナメント戦が開催されており、そのイベントの事をヘット・トゥ・ヘッドと呼ぶ。同時にブーメランを投げる直接対決はビジュアル的に面白い。 H2Hが開催される種目は、ファーストキャッチ、トリックキャッチ&ダブリング、MTA。個人戦で優勝をした選手は、あまり参加をしたがらない傾向にある。 日本でも、第1回北九州ブーメランフェスティバルでファーストキャッチのH2Hが開催され、三重県の濱口選手が優勝した。 <ペットボトルアキュラシー> 「関西ブーメランネットワーク」で行われていた、アキュラシー円の中央に置いたペットボトルを、投げたブーメランでヒットさせると言う練習方法。 「ブーメランのお店(キウイ・ハウス)」が運営する「ブーメランの掲示板」で、100回投げて何回ペットボトルにヒットするかと言うルールで競技化され、参加者の間でヒット回数が競われた。 <ペットボトルアキュラシー100の競技ルール> 競技名・・・ペットボトルアキュラシー100 使用ブーメラン・・・20m以上飛行するブーメランを使用する事。 使用ペットボトル・・・500mlのペットボトルを使用する事。 競技内容・・・半径2m円の中心にペットボトルを置き、その半径2m円の中から20m以上 飛行するブーメランを100回投げて、ペットボトルに何回当たるかを競う競技。 ※「ペットボトルアキュラシー100」の最高記録は8ヒット。記録保持者は千葉県のS氏。 2009年3月8日の「第1回北九州ブーメランフェスティバル」では「ペットボトルアキュラシー(ファーストヒット)」が開催された。 <ペットボトルアキュラシー・ファーストヒットの競技ルール> 競技名・・・ペットボトルアキュラシー・ファーストヒット 使用ブーメラン・・・20m以上飛行するブーメランを使用する事。(女性&小学生は10m以上飛行するブーメランでOK) 使用ペットボトル・・・500mlのペットボトルを使用する事。 競技ルール・・・半径2m円の中心にペットボトルを置き、その半径2m円の中からブーメランを投げて、誰が1番早く足元に置いたペットボトルに当たるかを競う競技。(最初にヒットした回数までの投擲は全ての参加者が行なう事が出来る) 同じ投擲回数でペットボトルにヒットした場合・・・同点決勝を行なう。 同点決勝ルール・・・半径2mの円内からブーメランを投げて、投げたブーメランの落下点が一番中心に近い人の勝利。 ブーメラン辞典 (あ行)・(か行)・ (さ行)・ (た行)・ (な行/は行)・ (ま行/や行)・ (ら行/わ行) |