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【 ブーメラン辞典・ら行 】 <Largest boomerang in the world(世界最大のブーメラン)> オーストリアのゲルハルト・ウォルター氏が製作した全長259cm(8.49フィート)のブーメランが、世界最大の戻ってくるブーメランとして記録されています。 このブーメランの重さは1045グラム(37オンス)で、モミの木で作られています。(先端部分はエポキシ)飛行距離は25m。 <リフティングアームスロー> 2枚翼ブーメランを投げる時に、リフティングアームの翼端を握って投げる投げ方を、「リフティングアームスロー」と言う。アボリジニはこの投げ方でブーメランを投げていた。 オージーラウンド競技用のブーメランは、この投げ方で投げる選手が多い。 初心者の方はブーメランのヘッドがぶれる事が多く、ミスをしやすい。 ↓リフティングアームスローの持ち方 <連続キャッチ(Consecutive Catch)> ブーメラン「連続キャッチ」のルール・・・カウントする人の合図で、参加者は一斉にブーメランを投げてキャッチする。落とした人は脱落。99回で5分間の休憩あり。休憩後、100投目からスタート。(この繰り返し)※使用するブーメランは20m以上飛行する事。(投げるブーメランは途中で換えてもよい) 2009年3月8日、福岡県北九州市で開催された「連続キャッチ選手権in北九州ブーメランフェスティバル」にて、武富治樹選手が2251連続キャッチの世界記録を樹立。スイスのマニュエル選手が持っていた1297連続キャッチの前世界記録を大幅に更新した。この記録は、日本ブーメラン協会の公認する正式な日本記録となると共に、世界記録としても認定された。 世界記録樹立の日、連続キャッチの開始時間は11時で、終了時間は22時38分。武富選手は11時間38分間ブーメランを投げ続けた。 ↓武富選手が世界記録樹立時に使用した3本のブーメラン。 <ロングディスタンスブーメラン(長距離ブーメラン)> 可能な限り遠くへ飛ばして戻す事を目的として作られたブーメランの事。60m以上飛行するブーメランはこのカテゴリーに入る。 ※ロングディスタンスブーメランは「LD(エルディ)ブーメラン」又は「LD(エルディ)」と略される事が多い。 以下、「長距離ブーメラン競技」の運営方法と競技ルールです。 (1)・・・LD競技は世界中同一のルールで開催されます。 (2)・・・LD競技は最も危険なブーメラン種目であることを認識しつつ、競技者は競技を進めてください。競技者同士充分注意をし合って下さい。また、 観衆は充分遠くへ遠ざけることが必要です。 (3)・・・LD競技を開催するには最低10名の参加者が必要です。最低6名のスポッター(審判)をフィールド上に配置しなければいけません。 (4)・・・ブーメランが戻って来た時にキャッチをする必要はありません。 (5)・・・金属製のブーメランは安全基準により使用が認められていません。 (6)・・・LD競技に使用するブーメランは明るくカラフルな蛍光色にして下さい。(スポッターが空中でブーメランを確認しやすい&地面に落ちた時発見しやすいので) ↓推奨ペイント (7)・・・競技に必要なのは40mのラインを示すロープかリボン。ラインの両サイドにはその場所を示すポスト(旗)を立てます。そして40mラインの内側中央に半径2mの半円を作り、競技者はその半円の中からブーメランを投げます。 ↓図解です。 (8)・・・ベースラインは、風の向きによって中心から回転させる事ができます。(スポッターもそれにあわせて動きます) (9)・・・投擲は、通常5名ずつ5投を3回行います(合計15投)。1番遠くへ飛んだ回が記録となります。(投擲回数は参加人数等によって変更される場合があります) (10)・・・ブーメランは空中を飛んで40mラインを通過しなくてはいけませんが、ラインの前からだけでなく、ラインの後ろから回り込んでの通過でもOKです。(ブーメランが空中にある間、投擲者は投擲サークルの中から出てはいけません) ↓図解です。 ※valid=OK not valid=NG ロングディスタンス世界記録・・・ Manuel Schütz (238 m) 1999年に記録。 ロングディスタンス日本記録・・・飯塚宣行 (146m) 2004年に記録。 ↓LDブーメランの投げ方の解説動画です。 【 ブーメラン辞典・わ行 】 <World Boomerang Championship (ワールド・ブーメラン・チャンピオンシップ)> 2年に1度開催されるブーメランの世界大会。「WBC」と略される。 第1回大会は1988年にオーストラリアのバルガーで開催された。参加国は(オーストラリア、アメリカ、フランス、ドイツ、スイス、オランダ、日本)の7ヶ国。 団体戦と個人戦が開催され、団体戦がメインイベントとなっている。 2010年イタリア(ローマ)大会の団体戦ではアメリカチームが優勝した。(個人戦はドイツのAlex Opri選手が優勝) ↓2010年優勝のアメリカ(レッドレボリューションチーム) 日本でも1994年に神奈川県平塚市、2006年に北海道旭川市で開催されている。 2012年10月には、ブラジルのサンパウロで開催された。 <輪ゴム> ブーメラン選手の必需品。 主に風対策として使用されるが、様々な効果がある。 輪ゴムは、回転を押さえる目的で使いますので、前への飛距離は若干伸び、リターンで流される事は少なくなります。 回転が押さえられる事でキャッチがしやすくもなりますし、ホーバーを安定させる場合にも使います。(穴と似た様な効果を得る事が出来ます) 穴は一旦開けてしまうと、元に戻すのが大変ですが、輪ゴムはその場で調整出来て、元の状態にも簡単に戻せますので、競技会などでは、皆さん様々な種類の輪ゴムを準備されています。 ブーメラン辞典 (あ行)・(か行)・ (さ行)・ (た行)・ (な行/は行)・ (ま行/や行)・ (ら行/わ行) |