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現在、日本ブーメラン協会が主催するブーメラン競技会では、「ファーストキャッチ」「アキュラシー」「オージーラウンド」「MTA」「トリックキャッチ&ダブリング」「エンデュランス」の6種目が開催されています。 以下、その6種目のブーメラン競技の解説です。 ************************************ 【 ファーストキャッチ(FC)種目 】 <競技内容> 半径2m円内からブーメランを投げ、20m以上の飛距離を飛ばして、最初に投げた瞬間から、5回キャッチして、2mの円内に体が入った瞬間までの時間を競います。 <競技ルール> ※2mの円内から投げること。 ※中心点から20m以上の飛距離があること。 ※認められたブーメラン1本を使用すること。(途中で交換する場合は、使用中のブーメランを中心円に戻してから、別のブーメランを使用すること) ※最後のスローイングは、最初に投げた時から60秒以内とする。60秒以内に投げたものは有効となります。 ※準備時間は15秒で、ブーメランを投げていなくても、15秒を過ぎた時点からタイムは計測されます。 ※ブーメランの飛距離が20mに満たない場合は、投げた回数にカウントされません。ブーメランをキャッチ出来なかった場合も同く、カウントされません。 <得点について> ※最初に投げた時点から、5回キャッチし、体の一部が中心円に触れた時までのタイムを計測します。(競技ルールを満たすこと) ※一人2回のタイムアタックをして、速い方のタイムが記録となります。 ※5投目、60秒以内で投げたブーメランを、60秒を越えてキャッチした場合は、その60秒を越えるタイムが記録となります。 ※60秒以内に5回キャッチ出来なかった場合は、キャッチの回数を記録し、以下の換算時間を採用します。 (4回キャッチ:85秒) (3回キャッチ:110秒) (2回キャッチ:160秒) (1回キャッチ:310秒) (0回キャッチ:600秒) ↓ファーストキャッチ(FC)競技用ブーメラン ************************************ 【 アキュラシー種目 】 <競技内容> 半径2mの円の中からブーメランを投げ、20m以上の距離を飛ばして、円の中心へと落とす競技で、投げた後はブーメランに触れる事は出来ません。10回投げてその合計ポイントで順位を決めます。 <得点について> 半径2mの円内・・・10点 4mの円内・・・8点 6mの円内・・・6点 8mの円内・・・4点 10mの円内・・・2点 ブーメランがライン上にある場合は、線の両側の得点の中間得点になります。 例)2m円の線上にある場合・・・9点 4m円の線上にある場合・・・7点 ↓アキュラシー競技用ブーメラン ************************************ 【オーストラリアンラウンド(オージーラウンド)種目 】 <競技内容> ブーメランの3大要素である、「正確さ」「飛距離」「キャッチ」の全てがポイントの対象となります。競技者は、半径2mの円内からブーメランを投げ、出来るだけ遠くへ飛ばし(50mが最高ポイント)、出来るだけ投げた地点近くに戻し、それをキャッチします。1人5回投げて、5回の合計ポイントで順位を決定します。 <得点について> まず、以下のことを満たしていない場合は、ポイントが入りません。 #1・・・半径2mの円内から投げる事。 #2・・・飛距離が中心点から20m以上である事。 #3・・・正確さ、または、キャッチの得点がある事。 ※正確さポイント キャッチ、または、ブーメランが静止した位置が、半径10mの円内にある場合に、ポイントが与えられます。 半径2m円内・・・10点 半径4m円内・・・8点 半径6m円内・・・6点 半径8m円内・・・4点 半径10m円内・・・2点 半径10m円外・・・0点 (線上又は両円にまたがる場合は、中間点(奇数)とする) (30m未満の飛行の場合、アキュラシーポイントはゼロとなります) ※キャッチポイント キャッチした位置により、以下のように、ポイントが与えられます。 半径20m円内・・・4点 半径20m円上・・・3点 半径50m円内・・・2点 半径50m円上・・・1点 半径50m円外・・・0点 (20m未満の飛行の場合、キャッチポイントはゼロとなります) ※飛距離ポイント 飛距離の得点は、「正確さ」又は「キャッチ」のポイントが得られた場合のみ、以下の得点が加算されます。 半径50mの円を超えた場合・・・(6点) 半径40mの円を超えた場合・・・(4点) 半径30mの円を超えた場合・・・(2点) 半径20mの円を超えた場合・・・(0点) ※ラウンド 一人5投し、その合計ポイントが得点となります。1投での最高得点は20点で、5投パーフェクトだと100点です。 ↓オージーラウンド競技用ブーメラン ************************************ 【 MTA種目 】 <競技内容> 半径50mの円内を競技エリアとして、ブーメランを上空高く飛ばし、投げてからキャッチするまでの滞空時間を競う種目です。競技エリアの中からであれば、どこから投げても、どこでキャッチしてもOKです。 キャッチ出来なかった場合や、半径50mのエリアの外でブーメランをキャッチした場合は、記録ゼロとなってしまいます。 ※ブーメランが半径50mの円外の上空にあっても、ジャンプして上空でキャッチし、50mの円内に着地することが出来れば、ポイントとなります。 <得点について> 一人5投し、上位タイム3つの合計ポイントで競います。 ↓MTA競技用ブーメラン ************************************ 【 トリックキャッチ&ダブリング種目 】 <競技内容> トリックキャッチは、指定されたキャッチを順番に行い、そのキャッチの難易度によってポイントが加算されます。 ダブリングは、ブーメランを2本同時に投げて、それぞれ、時間差を付けて舞い降りるようにチューニングされたブーメランを、指定された方法でキャッチします。 <必要条件> #1・・・半径2mの中心円内から投げること。 #2・・・中心点から20m以上の飛距離があること。 #3・・・指定されたキャッチの方法でキャッチすること。 <ポイント> ※指定された方法のキャッチが成功した場合に決められた得点があたえられます。 ※キャッチの順序、種類、ポイントは以下のとおりです。 『トリックキャッチ』(シングル) 1投目・・・左手片手キャッチ(2点) 2投目・・・右手片手キャッチ(2点) 3投目・・・背中キャッチ(3点) 4投目・・・股下キャッチ(3点) 5投目・・・イーグルキャッチ(4点) 6投目・・・ハッキーキャッチ(6点) 7投目・・・トンネルキャッチ(6点) 8投目・・・片手背中キャッチ(7点) 9投目・・・片手股下キャッチ(7点) 10投目・・・足キャッチ(10点) ※キャッチの解説 (イーグルキャッチ:ブーメランを押さえ込むように、上から片手でキャッチ) (ハッキーキャッチ:ブーメランを膝から下の部分で蹴り上げてキャッチ) (トンネルキャッチ:両足を地面に付けたまま、股下から手を伸ばして両手でキャッチ) (足キャッチ:ブーメランを膝から下の両足で挟んでキャッチ・地面に足が着くとポイントになりません) ↓トリックキャッチの解説ビデオです! 『ダブリング』 1投目・・・背中キャッチ(3点)+股下キャッチ(3点) 2投目・・・左手片手キャッチ(2点)+ハッキーキャッチ(6点) 3投目・・・右手片手キャッチ(2点)+トンネルキャッチ(6点) 4投目・・・片手背中キャッチ(7点)+片手股下キャッチ(7点) 5投目・・・イーグルキャッチ(4点)+足キャッチ(10点) ※2つの種類のキャッチは、どちらが先でもOKです。 ※1本目のキャッチが失敗した場合は、2本目も同じキャッチにトライできます。 パーフェクトは100点です。 ※全部の投げ方を終えてパーフェクトの場合は、また1番最初の左手片手キャッチからトライして行き、失敗するまでのポイントが加算されます。 ↓ダブリングの動画です! ↓トリックキャッチ競技用ブーメラン ************************************ 【 エンデュランス種目 】 <競技内容> 半径2m円内からブーメランを投げ、20m以上の飛距離を飛ばして、5分間に何回キャッチしたかを競う競技です。 <競技ルール> ※2mの円内から投げること。 ※中心点から20m以上の飛距離があること。 ※認められたブーメラン1本を使用すること。(途中で交換する場合は、使用中のブーメランを中心円に戻してから、別のブーメランを使用すること) ※最後のスローイングは、最初に投げた時から5分以内とする。5分以内に投げたものは有効となります。 ※準備時間は15秒で、ブーメランを投げていなくても、15秒を過ぎた時点からタイムは計測されます。 ※ブーメランの飛距離が20mに満たない場合は、投げた回数にカウントされません。ブーメランをキャッチ出来なかった場合も同く、カウントされません。 ↓エンデュランス競技用ブーメラン |